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イケムラレイコ 「マドレ・マーレ」展
イケムラレイコ 夜の浜辺 麻に油彩, 2003-04
2004年4月17日(土)〜5月22日(土)
11:00-19:00 日・月曜日、祝日休廊
シュウゴアーツではイケムラレイコの新作展を開催致します。
1972年にヨーロッパに渡り現在もドイツを拠点に活動・制作している作家にとって、約3年ぶりの日本での個展になります。
今回の展示にはペインティング6点とブロンズの彫刻1点、他にドローイングが数点展示されます。
イケムラは少女の姿をモチーフにペインティングや彫刻を制作しています。
ペインティングは麻布に何度も絵の具を重ねて描かれており、その絵の具が浸透した画面はゆっくりと色彩を放ち、見るものを引き込みます。ぼんやりとした浮遊感が漂うシルエットは、触感性を持ち、少女の、あるいは人間の内側の強い存在感を感じさせます。
タイトルのマドレ・マーレはイタリア語で海と母を意味します。
「海」も「母」も生きとし生けるもの、すべてが産まれてくる根源を意味しています。人間そして生き物の生命に関わる真実や神秘を、イケムラは色彩を麻布に重ねながら、また新たに見つめ直しているかのようです。
マドレ・マーレ Madre Mare
「海」はあらゆるものの始まりであるという想念は、すべての生命の根源である「母」なる概念へと重ねてみることができる。
時間を越えた空間、くりかえしの中から生まれる自然の根拠は芸術そのもののメタファーである。
「母」は海のような原始的力と宇宙性をいだきつつも、個としては今であり現実であり人間のすがたである。
そこから生まれる生命は少女のかたちをしたまぼろしのように地平線に向かって/越えてさまよう。
わたしの近作は黒のペインティングから始まり、光を求める風景に変わりつつある。少女たちは自ら母になる可能性をはらみながら静から動に移る。 ペインティングはわたしにとって「時」のくり返しであって、造られるものではなく生まれるものである。
イケムラレイコ
現実世界の時間軸から解放されたかのような、生の深淵に触れるイケムラの世界をどうぞご高覧下さい。
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