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藤本由紀夫 「哲学的玩具II」
Yukio FUJIMOTO
CANON
2003, two music boxes movements
2004年7月10日(土)〜8月7日(土)
11:00-19:00 日・月曜日、祝日休廊
作家によるパフォーマンス 7月10日 17:00-
作家によるトークショウ(予約制) 7月11日 14:00-
お問い合わせ:
info@shugoarts.com
シュウゴアーツでは藤本由紀夫の個展を開催します。作家は1950年に名古屋に生まれ1975年、大阪芸術大学音楽学科を卒業。音と聴覚の関係を巡る考察を軸に、音、オブジェ、言葉、におい等を伴う作品群や2001年のヴェニス・ビエンナーレ日本館での展示のように、音によって空間を変容させる知的なインスタレーションなど、音をモノとして扱うアプローチによって今日の美術において極めてユニークなアーティストであり続けています。また近年では人間の知覚と認識をめぐる具体的な体験の場を提供する作品も数多く発表しております。
今回の「哲学的玩具II」は2001年に大阪で初めて発表されたシリーズです。もともと特に発表するあてのないまま、作家の部屋で生み出された小さなオブジェたち…それは、作家にとって考えるためのメモのようなものや、本を読んでいてふと思いついたもの、そして展覧会のための模型のようなものでした。思考と物質との間に存在するかのようなオブジェ達を日常で眺めるうち、いくつかのものが作家の中に強く残っていきました。それらは日常品にちょっとした仕掛けを加えたものですが、もって生まれた道具の目的を少し外すだけで逆に見えてくるものがあると…。それを作家は「哲学的玩具」と名付けました。
サウンドオブジェの制作を始めた頃、「玩具のようだ」とよく言われた。
軽蔑の意味をこめて言っている人もいたが、それでも私は何となく嬉しかった。
私の作品は、どちらかというと「装置」であると思う。それも非常に単純な装置である。
装置は、その使い方が重要である。
玩具が遊び方でどのようにも変わるように。
少しばかり「哲学的」にさせる玩具、そういったものと対峙している時間が私には必要である。
そして、同じように必要としている人がいるはずである。
藤本由紀夫
マルセル・デュシャンの言葉『作品の半分は作家がつくり、あとの半分は鑑賞する側がつくる』をずっと自己の中に温め続けてきた作家にとって、「同じように必要としている人」…それは、「装置」に触れる観客のことです。ギャラリーで藤本由紀夫の作品世界、「装置」に触れることにより、観る者は日常の中にあるひそやかな別世界の入口へと誘われることでしょう。
尚、展覧会初日17:00より作家によるパフォーマンス、翌日11日には14:00よりトーク・ショウを同会場にて行います。併せてご案内申し上げます。
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