次回の展覧会
:
現在の展覧会:
三嶋りつ惠 「光の縁側」
Ritsuw MISHIMA
Medusa
(detail) 2004, glass h27xw32cm
2004年10月22日(金)〜11月20日(土)
11:00-19:00 日・月曜日、祝日休廊
シュウゴアーツでは三嶋りつ惠の新作展「光の縁側」を開催します。三嶋は1962年京都に生まれ、1989年にイタリア・ヴェニスに移住。1996年ムラーノ島にてガラスと出会い制作活動を開始。2001年、ロンドン・サザビーズにてジョルジオ・アルマーニ賞の第一回受賞者となります。2003年にはミラノのサローネ(国際家具見本市)の特別展での強烈なインスタレーションで注目を集め、またオランダのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館に作品がコレクションされるなど、ヨーロッパでは既にガラスアーティストとしての評価が確立されています。今年の夏、浜名湖花博の「庭文化創造館」では、ガラス作品で雪の光を表現したインスタレーションを行い評判を集めました。
ヴェネチアン・グラスには彩色されたものが多い中、三嶋の作品は無彩色のガラスで造られています。その柔らかな透明感は光を透過させ、反射させながらキラキラと新たな光を生み出します。月、海、風、果物や種…といった自然界のものからイメージを沸き立たせながら、ムラーノ島の熟練を得た職人達とのコラボレーションによって、ガラスの可能性を追求した有機的なフォルムを造りあげます。千年の伝統技術と三嶋の自由な感性との融合で生まれた作品は、水を入れ、花を生け、光をあてることで新たな魅力を放ちます。温室や教会などの空間を使い、ガラスが風景に溶け込む表現を続けているのも三嶋の特徴でしょう。ガラス作品の中だけにとどまらず、風景の中に作品を置くことによって生まれる「次に見えてくるもの」を作家は見据えているのでしょう。三嶋にとってガラスは光が降りてくる場所であり、見つめる人と人がそれぞれ幻想の中で、心と想いを通わせる宇宙でもあります。
光の縁側
縁側はわたしの最初の外とのつながり
光の記憶をのこす場所
ヴェネツィアで生まれた透明ガラス
それはわたしの光のカタチ
すべてのものが溶けあい
宇宙へと広がる
三嶋りつ惠
今回の「光の縁側」では、三嶋の考える関係性というものがテーマに構成されています。人と自然、そして人と人をつなぐもの…。タイトルに使われた「縁側」は、日本文化特有のものであり、自然界との境目に位置しているものです。また日常的なコミュニケーションをする場でもあります。縁側という言葉が示す、ふたつの物事の間に存在するつながりとその接点。狭間から生まれる宇宙的広がりのある神秘的な空間は、私達につながりゆく出会いの可能性を感じさせてくれます。ひかりが集まり、人が寄り合い、対話が生まれる…光の縁側。
今回の展示では新作のガラスを使い、新たな縁側で光がかたちになるところをギャラリースペースに誕生させます。三嶋ワールドの広がりと新たなガラスの魅力を感じさせる今回の新作展をこの機会にご覧下さい。
アーティストページ
back to exhibitions
文章・画像等の無断転載を禁じます。
お問い合わせ SHUGOARTS シュウゴアーツ
info@shugoarts.com
SHUGOARTS website since2003
designed by Kaori Hoya, Created by Kaneko Osamu